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新人Pのエムマス奮闘記

見知らぬ人

 

3rdしずおか DAY1を 見ました

 

冬の日のエトランゼ にて

過去最大に負傷したので その模様を書き記しておこうと思います

 

もうすべてが反則だった

 

さあ、順を追ってみていきましょう

 

 

 

イントロ、輝が雪を掴むように空へ手を伸ばす。映し出されるレーザーが本物の雪のようで、一瞬で手を引っ込める姿は本当に粉雪に触れたみたいだ。

 

 

翼がこんな風に何かをこらえるように歌う姿は初めて見た。

いつだって彼は光のように微笑み、子供のように無邪気に歌う。どんなにかっこつけたって、そこにはいつもあたたかな柏木翼がいて、いつだってドラスタを、我々を照らしてくれていたというのに。

こんな風に、何かに耐えるように、何かを探すように、迷子になった子供のような表情で、切実な、消え入りそうな声で、歌を歌う柏木翼は、見たことがない。

 

 

「違う昨日を生きていた」そう歌った薫は何を思っていたのだろう。

いつもの完璧さと溢れる自信はなりを潜め、白く溶けた冬の息のように柔らかに、しっとりと、声が響く。

 

 

「思い出す かじかむ 冬の日」の「冬の日」の部分で、輝が抜かれるのだが、その表情がたまらない。少し目を細め、愛しいものを探すように遠くを見る、輝。

 

グリツアなどの朗読劇を観ていて、仲村宗悟さんはとても感情が表情に出るなぁと思った。先日のプロミでのサイバネ朗読劇も、鬼気迫るケインを情感たっぷりに演じあげ、素晴らしいお芝居を見せてくださった。声だけではなく、朗読や舞台など、身体全体を使ったお芝居も似合うだろうなと思っていた。

それをまさか、歌で、アイドル天道輝としてのステージ上で、ここまで魅せてくれるとは。

 

歌が好きで、ミュージシャンを目指していた仲村さん。そんなバックボーンがあるからこそ、彼の表現力はすさまじいものがあるのだと、思う。

 

 

これは3人に共通することだが、ダンスのクオリティが、非常に高い。

もちろん、プロのダンサーのようだという話ではない。しかし、彼等のダンスには、感情がふんだんに載っている。

手を下げる瞬間、手を伸ばす瞬間、足を一歩引くとき、一歩踏み出すとき、下げた目線、憂いのこもった瞳、何かを探すように伸ばした指先・・・。身体全体の動きはもちろん、視線、息遣い、指の先まで感情がみえる。

きっと彼らが「役者」だからこそ、こんなダンスができるのだなと、感じ入ってしまった。

 


そして終盤。

ドラスタ名物、センターステージでのパフォーマンス。先陣をきって歩き出した輝を、追う薫と翼。定位置についた輝が、そっと後ろを振り返り、彼ら二人の存在を確かめる瞬間が、とても好きだ。

 

VRと評判のステージカメラ、これがまた素晴らしい画をくれた。

真っ直ぐ前を向いて「舞い散るエトランゼ」と歌い出す輝。

次の薫のパートから、このカメラの出番である。幕張でドラノンを歌った際も、このカメラへのアピールがとんでもなく、「スーパーリアコタイム」などと称したが、今回はそれをゆうに上回るアピールラッシュ。歌詞に合わせてカメラへ手を伸ばし、切なげな声と表情で我々を誘う。

 

これまでとは打って変わり、輝が笑顔を見せたのも印象的だった。待ってろ、心配ない。そんな声が聞こえてきそうな、彼の頼もしい微笑みと、少しのウインク。

この部分になると、輝だけではなく、薫も翼もこれまでのパートと少し表情が変わる気がする。希望をみつけたような、光を掴んだような、そんな表情。全員、感情のベースは変わらないが、プラスのエッセンスが少し加わった表情をしているように、見える。

 

曇りのない真っ直ぐな瞳で、こちらをみつめる輝のカットで、VRタイムが終わる。

「大事なのは ここにいるひと そう 僕たちが出会ってる世界」

希望を含んだような歌詞。歌いながら、彼等の気持ちも変化したのだろう。表情に、歌声に、目の輝きに、冒頭とは違う何かが見える。

「止まない粉雪」というワードは、曲中何度か出てくるが、この最後の「止まない粉雪」は、今までのものと印象が違う気がする。なんだか前半より、軽くなって、美しく宙を舞うような、そんな粉雪、かもしれない。

 

最後、肩に積もった雪を払うような仕草で曲が終わる。円になったドラスタが互いの肩を払い、美しいピアノの旋律と共に、暗転。

 


なんだか、芝居を観ていたような気分だ。

315プロダクションのアイドル、DRAMATIC STARSのライブを観ていたはずなのに、エトランゼが始まった瞬間、そこは劇場だった。

 

ドラスタのアイドルとしてのポテンシャル、人としての器、これまでの経験、そして「成人男性アイドル」という年齢。

役を演じる声優さんたちの、「役者」としての力、表現力、技術。

それぞれが完全に溶け合い、そこにはDRAMATIC STARSが、いた。

中の人、でなはく、DRAMATIC STARSそのもの。

 

素晴らしいパフォーマンスを見せていただき、Pは正直この曲だけで胸がいっぱいである。

 

 

そしてわたしはこれからDAY2を見るのだ。

3rdライブの集大成、この目で、耳で、見届けられることを非常に嬉しく思う。